ひと目で気に入った林の風景を大きな窓から楽しみたい。南の窓辺に日向ぼっこのできるベンチを設えたい。隣家や道路は目に入らないようにしたい。それらを実現したら、LDKがおむすびの形になりました。
この家の特徴
おむすび形のLDKで思い思いに過ごす
LDKは3角形の角がとれたおむすびの形。広い3面は林の風景を望む食事コーナーと、ベンチのある日向ぼっこコーナーと、キッチンコーナーに。狭い3面はストーブコーナーと書斎コーナーと収納に。家族がLDKに集まり、思い思いに過ごしています。
林の風景だけを眺めたい
林の中に点在する隣家やアスファルトの道路がどの部屋からも見えないように、建物の位置や窓のあけ方を考えました。一歩家の中に入れば、林の中に居るように感じます。
林になじむ外観に
周囲の家の方や道を散歩する人の景色を邪魔しないように、高さを抑えた平屋にして、林の風景になじむ板張りの家にしました。
3段の段差が雰囲気をつくる
杉板に囲まれた廊下を抜けて階段を3段下ると、林を望む開放的なLDKが広がります。寝室もLDKから3段分高くして、LDKの向こうに林を眺められるようにしています。
冬も長期滞在できる別荘に
壁と天井と床下には分厚い断熱材を入れて。窓は北欧の3重ガラスの木製窓に断熱構造のハニカムスクリーンを下げて、薪とペレットを両方使えるストーブと床暖房を入れて、寒い冬も快適に過ごせるようにしています。床板は肌触りのあたたかい唐松にしています。
愛猫は小窓の傍らがお気に入り
LDKに作り付けた書斎の小机。その上にあけた60cm角の小窓の傍らが愛猫のお気に入りの場所。景色を楽しんでいるのか、風を感じているのか、獲物を探しているのか、それとも本に囲まれていると落ち着くのかな。
洗面所も気持ちよく
壁と天井は漆喰、床は唐松、洗面カウンターは桧の無垢板で、木の香りに包まれます。洗面台の前は半分を鏡に、半分を窓にしています。林の風景を眺めながらの歯磨きや洗顔で、気持ち良い朝がスタートします。
DATA
所在地 | 山梨県南都留郡山中湖村 |
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用途 | 専用住宅(家族構成:夫婦+子ども) |
構造・規模 | 軸組み木造平屋建て |
敷地面積 | 849.48㎡(256.45坪) |
延床面積 | 99.62㎡(30.07坪) |
完成 | 2008年6月 |
設計・監理 | 平真知子一級建築士事務所 |
施工 | 有限会社 てづか アトリエ和 担当:八城、他 |
その他 |