住宅事例 | 平真知子一級建築事務所

畑仕事をしながら景色と木の風合いを楽しめる平屋の家をご希望されました。屋根の木組みをあらわして、それぞれの部屋から景色を楽しめるように窓をあけました。畑仕事の合間にテラスでいただく昼食は格別です。

この家の特徴

リビングとダイニングは南と東西の３方をガラス張りにして、明るく暖かく、庭や畑の景色も満喫できるようにしました。キッチンの北にも窓をあけて、南北に風が吹き抜けるようにしています。

屋根の木組みをあらわして、木の風合いを楽しんでいます。LDKは大黒柱を中心に放射状に梁をかけてダイナミックに、寝室や畳室は一方向に垂木を並べてシンプルにしました。

玄関はLDKと同じ大屋根の下。高い天井と北の高窓からの光で、開放的な雰囲気です。キッチンとリビングの間に背の高さの収納を作り、来客からLDKが見えないようにしています。

4畳半の畳室は角の２方向を窓にして、静かな森と和の庭を楽しんでいます。２つの寝室は南の窓からテラスに出られて、ベッドに横になると北の高窓から森を楽しめます。浴室や洗面所からも森の景色を楽しめるようにしています。

南向きのテラスは６畳の広さ。土汚れがついても気にならないので、畑作業の合間に昼食を食べたり休憩をとったりしています。軒下で畑の苗を育てたり、洗濯物や布団を干したり、屋外の部屋として重宝しています。

畑仕事をしながら自然を身近に感じる生活をしたい。将来はお母様と同居したい。そこで、バリアフリーの平屋の家にしました。畑から見ると森を背景に穏やかな佇まいを見せています。