工務店の引継ぎで、16年前に竣工したお宅を訪問しました。久しぶりにご家族にお会いできて、とても嬉しかったです。
工務店の引き継ぎ
16年前に施工してくれた工務店さんが、高齢化により仕事を縮小したため、家のメンテナンスを引き継いでくれる工務店さんを建主さんにご紹介。顔合わせの立会いと経年劣化の確認のため(本音では久しぶりに建主さんにお会いしたかったので)、お宅を訪問しました。
細部のメンテナンスも大切
数年前に外壁を再塗装、ウッドデッキもDIYで頻繁に塗装してくださっていて、家全体に概ね良好な状態でした。お庭にも玄関周りにも様々な緑とお花が溢れていて、とても素敵でした。
細部では、出入りに使われている網戸やサッシの動きが悪くなっていました。毎日力を入れて開閉するのは、とても大変だったと思います。工務店さんがその場で戸車の調整とシリコンスプレーをして下さり、驚くほどスムーズになりました。頼れる工務店がいてくれることの大切さを、あらためて感じました。
大工さんの手のあと
工務店さんが家の中の状態を見ていた時、廊下の隅の天井板に薄い染みを見つけました。愛おしそうに「出てきましたね〜」と。
大工さんは手を洗って作業をしますが、それでも手の汗やあぶらが材料にうつり、それが10年、20年たってから浮き出てくるそうです。そういえば、丸顔で朗らかな大工さん、汗っかきだったな。
建て主さんとの打合せ、監督さんや大工さんとの打合せ、お茶を飲みながら色んな話をしたことが一気に思い出されて、胸がいっぱいになりました。
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