木の建築賞の3次選考に合わせて、名建築を見てきました。

甲子園会館
フランクロイドライトの弟子、遠藤新氏の設計。ホテルとして建てられ、現在は武庫川女子大学の施設となっています。
主な仕上げ材は、2種類のタイルと縁を水滴の形に掘った石なのですが、造形が素晴らしくてとても複雑に見えます。

屋内も同じタイルと石を使っているのですが、外の目地は深く荒く、中の目地は浅く繊細に、仕上げられています。
タイルも屋根の瓦も、1枚ずつ色が微妙に異なるのも魅力。瓦は現在学生さんが授業の一環で作り、傷んだものから順に取り換えているそうです。素敵な授業ですね!

内部の暖炉も1つずつ形が異なり、目を楽しませてくれます。
ホテルのバーだったこの部屋の床は、泰山タイル。色サンプルのタイルや、裏返しのタイルもあり、見飽きません。
暖炉の奥の床に、タイルで描かれた1930。竣工の銘板代わりだそうです。粋ですね!

竹中大工道具館
プロポーションも、細部の納まりも、素材感も、全て行き届いた素晴らしい建物で、カッコイイ~カッコイイ~と、小声でつぶやきながら見て回りました。
写真は展示の火灯窓。左官の壁と漆塗りの縁と障子の組み合わせが、何とも言えません。

茶室の展示もありました。壁の下地の小舞竹や貫を現わした状態。塗りこめてしまうのがもったいないほど、素敵な表情でした。
小さな空間ですが、細やかな工夫が散りばめられていて、脱帽!
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